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【FABULOUS!!】

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国会討論

この休みを使って、国会のディベートを見に行ってみました。水曜日の朝に行われる首相の質疑応答は大人気で大変入るのが難しいため、会期中なら平日ほぼ毎日行われている下院のディベートに行くことにしました。
ちなみに、首相の質疑応答を拝聴するためには??→
自分の地区を代表するMP(member of parliament)が誰かを調べ(ネットでポストコードを入れればしらべられます、私のMPはDobsonさんでした^^)その方に「私は○○に住む○○です。首相の質疑応答のチケットが欲しいです」という内容の手紙を書かなければいけないらしいのです><!!当日に並んで入るということもできるとよく聞きますが、問い合わせてみても「それは不可能」ということです。チケットもなかなか手にいれるのは難しく、「今は7ヶ月くらいみないと無理ですねー」という反応でした。このことを問い合わせるために、電波状況の悪い携帯で何度も国会のオフィースに電話し、そのたび自分のMPのオフィースに回されたり、インフォメーションデスクに回されたり、英語が聞き取りにくかったり、電話が切れたりしました。「じゃあ平日の討論はいつやっているのですか?今日や明日はありますか?」と聞き「ナゥ!」と返答されたのですがどうも「ノゥ」と聞こえ「・・・???」と思い聞き返すと「ナァアアアアウ!!」(笑)・・・。「今すでに始まっているということ」だとやっと分かりました。朝9時30ごろから始まり祈りの儀式などをやり、夕方まで討論が続いているのでいつでも来て20分くらい待てば観覧席に通してもらえるということなのです。

今週木曜はテロ対策法案について、金曜は温暖化について、ということでテロ対策法案のほうが面白そうなので(完全に個人的意見;)そちらを見てきました。観覧料は無料で、やはり観光客も多いし、興味をもってきている方も多いので、20分くらいは待ちました。(入ってしまえば、10分ででてもOK。数時間いてもOK。ということで、日本の国会と同じようなきがします) セキュリティーチェックは相当厳重で、国会に入る前に一回、そのあと下院の観覧席に入る前に一回(そこでは荷物預かりがあり、コート以外は預けなければなりません。)
 
いよいよ中に入ると、「例の」緑のイスに国会議員がまばらに(笑)座って、発言者が立ち、質問者が手をあげ、議長が目立つ真ん中のイスにすわり、その前方に白いかつらをかぶって筆記をする人が見えました。観覧席は2階一回り分あるのですが、一般が入れるのは議長に向かった側の席のみで、完全に透明ガラスが張ってあり、ガラス越しです。(モニターもついているので見やすいですが)向かい側がマスコミ席で、両脇が「お客様」席のようです。「拍手、奇声をあげることは禁止」と書いてあるので、それさえ守ればリラックスして観覧できます。
テロ対策法案は2回反対票のほうが多くて、今回は3回目の審議(third reading=billを読むということからこう呼ばれる)。これまで90日くらいかかっているそうですが。1時間半くらいで4~5人が発言するのを聞きましたが、野党からの反対のスピーチは激しく、IRAのテロの話や(友達は殺され、自分も2回狙われたというMPの話も)、Arabic societyに対して不寛容な法律、という内容などでした。ちなみに、今私の通うSOAS(shcool of oriental and african studies, University of London)は、設立時は中東、アジア、アフリカ、に対する知識を深め“スパイを教育する”ことが目的で作られたらしいのですが^^; 以前、あるMPが大学を名指しでアラブ系に対する批判を含む意見を言及したことに対して、それはイスラム教の生徒に対する弾圧だとして抗議する内容のメールがまわってきたことがありました)
「どんな形であってもテロはよくない」ということは与党も野党も同意見なので、賛成意見も反対意見もそのポイントから発言を始めるのでどうしても長くなります。「もっと発言を短めにしていただけると効果的です。」と議長からの発言が。。。
http://www.parliament.uk/
http://www.frankdobson.com/ 私の住んでいる地区のMP(履歴のページに若き日の写真が・・・><;今の写真の方は落ち着いた雰囲気でとても良い感じです笑。)
by congeniality | 2005-11-14 10:25 | Thinking about...
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