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カテゴリ:Middle East( 41 )

(Farsi)فارسی

ペルシア語をはじめてから1週間!!
ほんとうに少し学んだだけで、ペルシア語=イラン=中東 というカテゴリーは事実の半分も反映していないひどく曖昧な分類だということが身をもってわかりました。ペルシア語がどれだけ中央アジアや南アジアに影響しているかすごくよく見てとれる。たとえば、パキスタン、インドのパンジャブ地方はペルシア語で5つの水(Persian: پنجاب, panj-āb, "five waters")という名前だ。また、中東には「~アブ」とつく地名がとても多い。イスラマバードなどもそう。それはいかに水が大切な地域で、水を中心に生活が成り立っていたことを象徴していると思う。

授業レポート:上記のように、中央アジアや南アジアへの影響というのはかなり強いが、だからといって、アラビア語のスクリプトを使っているから当然のこと、アラビア語との共通点もとても多い。クラスの大半はアラビア語を学習したことがある人や、クラスの半分はアラビア語・ペルシア語専攻の生徒達であるため、ほとんど全員が文字の読み書きはできている。アラビア語からはじめていたことが役に立った、というか、アラビア語をやっていない人数人はとても不利に感じるのではないか?という状況です。先生も説明するときに半分は、アラビア語ではこうだけれどペルシア語はこうです、という説明の仕方をする。アラビア語・ペルシア語専攻の生徒たちは1年生の時にアラビア語をやり、二年生のときにペルシア語をはじめるようです。ついでにペルシア語もやってしまおう、という具合に。アラビア語の読み書きが「できる」といっても、ネイティブのようにはぜんぜん喋れないくせに、今は「読み書きは私たちはもう知っている」という大きな態度で授業に臨んでいる様子が私の目にはなんとも「アラブかぶれのおかしな西洋人」に見えているので、早く全員が同じレベルに達して、ペルシア語で会話が通じるようになる日がこないか、待ち遠しい。
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by congeniality | 2009-10-08 21:53 | Middle East

Arabic & Farsi (&Driving)

イランをもっと知るため、ペルシア語をはじめた
ペルシア語を短期間で学ぶため、今のところ大学付属の語学学校で週2時間+学位の一環として週4時間+聴講生として週8時間勉強するつもり。そのほかに週2時間のアラビア語を継続する予定。週2時間のアラビア語ほぼ趣味の領域になりそうですが、アラビア語の先生に「アラビア語からペルシア語に切り替えるのは、ペルシア語からアラビア語に切り替えるよりも楽」と励まされた。しかも、「With more knowledges, you will only Gain and never Loose (どんな知識でもあればあるほど役に立つから得るものだけで失うものはない」とかなりポジティブな意見001.gif

そして今日は約2ヶ月ぶりの運転の練習。かなり忘れているかと思ったけれど、体が覚えているから車を走らせることはできる。ただ、頭を使って考えながらの運転が衰えていると思った。そして「早く」免許をとりたいから、という理由で、なぜか車の方のスピードを出してしまう。語学も運転も焦っては意味がない。特に、車の練習をしていて思うのは「すべて計算で説明できる」ということ。カーブのためにハンドルをきるタイミングを判断するのだって、路上のマークの位置である・・・。感情にとらわれずに1つ1つ学習しよう。一年後に達したいレベルから逆算して今日すべきことに時間を割くこと。ちゃんとプランすれば天才じゃなくても語学は習得できる(はず)。
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by congeniality | 2009-10-03 22:36 | Middle East

Persepolis 0.2


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ペルセポリスの作者がイラン選挙後の様子を発表
つづきをダウンロードするにはこちらから
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by congeniality | 2009-07-01 01:00 | Middle East

Iran in London

昨日はめずらしくロンドン中を歩き回りました
センターポイントから始まり、トラファルガー広場、首相官邸、バッキンガム宮殿などをとおり
公園もいくつかはしごし、ハイドパークではピーターパンの像や新しくできたダイアナ妃を記念した噴水(用水路のようになっていて中にはいって遊べる、でも何度も壊れた、ということで有名になったようです)を通り、サウスケンジントンまで着きました。
アルバートホールの手前にイラン大使館があるのですが、そこではイランの選挙に対する(小規模ですが)抗議が行われていました。
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Where is my vote?と聞く人々。
選挙前にVote for freedom、Vote for reform、というスローガンを掲げていた人たちが
今そのVoteがどこにいったのか?と聞かなければいけない現状です。


選挙後にアフマディネジャド氏が勝利を発表した時点からイラン国内では激しい議論と抗議
それを抑圧するような逮捕や自宅監禁が起こっているようです
せっかくなので大学で去年教わったチューターが書いたガーディアンの記事を紹介します
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by congeniality | 2009-06-15 01:42 | Middle East

Thirty Years On: The Social and Cultural Impacts of the Iranian Revolution 


イラン革命30周年にちなんで先週末行われた大学主催のイベント。
今まで参加してみたイベントの中で一番面白い内容であり、素晴らしい企画だったと思う。大きな講堂を使って行われる全員が参加するパネルディスカッションの合間には、博士課程の学生を中心にリサーチ内容を発表し質疑応答をする時間も設けられ、テーマごとに別れた部屋で一番興味のあるテーマを選んで参加できるようになっていた。さらに、一日中ドキュメンタリーや映画が放送され(ペルシア語で字幕がないものが多かったので私はほとんど見ませんでしたが)、夜には別料金でコメディーショーやイラン出身のミュージシャンがコンサートを行ったりもした。内容は文化、歴史、メディア、女性運動、政治に及び、以下に私が参加したパネルディスカッションと各セッションの内容をまとめます。
ただし、このイベントでは大学側の記録のための撮影のみ許されていて、外部の者の録音、撮影はすべて禁止されていた。著作権の問題というよりも、言論の自由の度合いが他の国と比べるとあまり高くないであろうイランという国から何らかの使命感を持ってロンドンに来て話をしてくれたスピーカーの立場という問題もある。参加者の一人も言っていたように今はグーグル検索に引っかかっただけでその時点でもう世界中に発信しているということになってしまう。政治的に難しい問題を扱うのは特に大変だ。だから私もあえてブログで誰によるとこうだ、と書かず、以下は全体の感想です。

<Researching Contemporary Iran:Historical, Theoretical and Methodological Issues>
ここではいろいろな研究者がどのようなリサーチ方法でイランについて調べそしてそのフィールドワークにおいての体験や気づいた事柄について討論した。
都市よりも田舎に重点を置いて調べる方がいいと主張する人もいれば、やはり政治活動や若者の運動は都市を中心にして広まっていくからテヘランを中心に研究をしたという人もいる。若者文化を研究した教授は解放的になった若者文化に対する恐れによって1979年の革命運動は促進されたものの、今度はその革命後の社会が若者文化を違った形で促進させるようになり、というような歴史的循環があることにも注目していた。
個人の信仰、個人の宗教活動、集団の信仰、集団での宗教活動、をそれぞれ数値にして調べた研究者は、イランにおいて政治と宗教の混合は、信仰や宗教活動を盛んにするだけではなく、逆の効果もあるという結論を出した。また数値から分かることは、信仰や宗教活動が必ずしも「国」レベルでの政策に結びついているわけではなく、もっとコミュニティーレベルに関係しているという。つまり政治化された宗教は宗教というよりも政治に近いということが30年経って分かってきた。


<Journalism, Media and Blogs>
イランには現在2,877の新聞、雑誌、ニュースエージェンシーが存在し、3000に上る数が今許可を申請中だという
またこのセッションでは学生がボランティアで作り上げてきたニュースエージェンシーについてとその成功の秘密の研究が発表された。この学生団体にインタビューを受ける側ももっと解放的に答えたということや、学生団体が意図的に上流階級をなるべくさけ、社会の底辺にいる立場の人の苦労や問題をより理解しようとする学生ボランティアを多く受け入れてきたということがポイントだった。


<Visual Arts>
ミュージックビデオ製作者、写真家、イラストレーター、映画制作者などが各々の作品を紹介しながら話をしてくれた。どの作品からもいろいろな思いが伝わってきたのだが、特に印象に残ったのがイラストレーターの作品(その話は後ほど)。質疑応答もとても活発に行われて、「写真家は一般のマスコミがとらないような写真を沢山撮っていたけれど、なんとなくイランを外から写している感じがする、その反面イラストレーターの作品はイランの中から発信している感じがする」という面白い意見も沢山あがった。さて、私も含め参加者がすごく感銘を受けた作品というのがこちら。テヘランでの生活をダークにそしてカラフルに描いたものが多い。イラストレーターのGolrokhnは「イラン人画家」という枠にはまるのではなく一人の「画家」として「自己」を探し表現するため、幼少時代に見てきたイランから現在のテヘランに至るまでを描き続けている。ちょうど彼女が生まれたのが革命直後だったため、彼女の年代は革命の子と呼ばれるし、革命後の社会の発展とともに育ってきた世代だ。それが彼女の作品を「政治的」にも見せるのだが、実はいたって普通に、普通の幸せ(バルコニーで友人とくつろいでいる瞬間)や苦労(ビザが発行されるのを待っていたり)の一瞬一瞬を表現している、それだからこそイラン人でない私や他の参加者一人一人の人生とも重なるところがあり鑑賞する人をすごく感動させたと思う。もちろん作品は見れば言葉無しに人を感動させるところに意義があるのでここにあまりごちゃごちゃ書くことはしたくないけれど。「“イラン人”と言ってもあったことの無い人ばかりで一体自分と同じ都市にすむイラン人はどういう人達なんだろう?」という疑問から自己やテヘランで出会ったいろいろな職業の人達を描くことにしたと言っていた。そして自己から始まり一人一人にスポットをあててその人が感じる小さな幸せをつなぎ合わせていければとても素敵なコミュニティーができるに違いない、というのが作品の根底にある。「もちろんアートや表現に「限界」はあるかもしれない、そして人はその限界や制限について語ることが多いけど、それよりも何ができるか、をまず考えればいいのに」、と淡々と語る彼女の姿が目に焼きついた。
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<Music>
上記のアートと共通して印象的だったのが、イラン出身のミュージシャンや歌手がそれぞれ「イラン」を売りにするのではなく「個人」の作品ということに重きを置いているということ。欧米で活動しようと思えばどうしても「イラン人アーティストの・・・」と紹介されることが多いのが現状だが(日本人でも同じことが言えると思う)そこを打破して「個人」に注目してもらうにはもちろん歌手本人のスタイルや努力にもよるのかもしれないけれどやはり相対的な数が増えるまでの時間の問題かもしれない、と言う参加者もいた。今はイラン人で活躍する国際的アーティストの人口がまだ少ないからイラン人であるというところにまず注目されるけれど、近い将来は少し違ってくるのかもしれない。

イスラムの政治で踊りなどがどこまで規制されるものなのか、については、明確な答えというものはない。イランの現状にあまり詳しくない参加者とパネラーとの質疑応答を聞いていて、やはりYes、Noの限度を知るためにはその国に実際暮らして身につける「勘」や「センス」が必要になってくると思う。「踊ってはいけない、と憲法に規定されてるの?明記されていないならどうして踊って罰せられるということがありえるの?」と理解に苦しむ参加者もいたが、大人数で踊るような場面だと全員逮捕するわけにもいかず警察は気にしない、でも路上で一人で勝手に踊っていたりすれば問題になることもあるかもしれない、というようにさまざまな状況を経験することによってその国の明記された憲法だけでない常識やルールが分かってくるようだ。。。

<Contemporary Cinema>
イラン映画の特徴として、会話のないシーンは割と少なく、視聴者に考えさせるというよりも声に出して視聴者の求めているものを提供するというパターンが多いらしい。(メモ)
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by congeniality | 2009-06-13 08:02 | Middle East

Who rules Iran?


e0026645_345396.jpg今年はイラン革命(1979)30周年、ということでイラン関係のイベントが多い。(イランファンとしては嬉しい限りだ)
大英博物館でも今月14日まで「Shah 'Abbas」の特別展が開設されており、今日は公開パネルディスカッションが行われた。イランに関したイベントで、日時があい、学生£3だったのでふらっと行ってみたらパネラーの一人は今年のエッセイのSupervisorのArshin Adib-Moghaddam教授だった!!更に、去年専攻した中東政治での文献でも何度も見かけ、イランについてのエッセイでも何度も引用させてもらったErvand Abrahamian教授がNYからいらしていた!!(感動的)更に、客席にはエジプトに関してのエッセイでSupervisorをしてくれた教授がいらしていた。(他パネラーはヨーク大学Baroness Haleh Afshar教授やLondon Middle East InstituteからZiba Mir-Hosseini氏)

Who rules Iran?というミステリアスなタイトルで開催されたこのディスカッションでは主に、間近にせまったイランの選挙戦の話題を中心に展開された。その大元には統治者と大衆の関係はどうなっているかという問がある。革命後のイスラム国家としてのイランはTheocracy(神権政治)とDemocracy(民主政治)が合わさった政治システムを導入している。一見相対した要素は更に公共(Formal)の場だけでなく日々の生活で人々が参加する非公共の場で実行され、変化し、発展していく。今回の選挙の一番の争点は?という質問にZiba氏はどの候補者も「変化、改革」を求めていると思うという。政治に関わる聖職者の中に全面的にイスラム化しなければいけないと説く人はもうほとんどいない。それはこの30年間でイスラムと民主主義を組み合わせた独自のシステムの中で起こり得た変化である。しかし、宗教と政治の関係を見るとき、Abrahamian教授はイランの選挙モデルが、アメリカのそれと投票者の25%が西洋でいういわゆるファンダメンタリストである点で、共通点があると語る。神の存在を否定するだけで25%の票を失ってしまう、しかし25%以上の票を得なければもちろん政権を取ることができない、ということから、候補者や党は宗教的であるということを肯定しながらも多くの有権者にアピールするための政策を考える。

イランの外交政策や核開発については国際的注目が集まるが、イランの外交政策が国際情勢をよく反映しているということも忘れてはいけない。Ziba氏が「もしブッシュ政権がイランを悪の枢軸国と決め付けなければ今のアフマディネジャド氏は誕生しなかったかもしれない」と言っていたのが印象的だった。ちなみにこれは彼女の意見ではないが中にはアフマディネジャド大統領の方が聖職者を近くに置いていて説得しやすいという点で、他の候補者よりもアメリカとの対話を進められるのではないか、という見方もあるらしい。Adib-Moghaddam教授は安全保障の問題を示唆した。不安定なイラクやアフガニスタンの政権やタリバンやテロの問題はイランが地域に安全をもたらしたいという欲求により繋がる。そういった意味ではより合理的な政策がとられると推測してよいのかもしれない。

外交に付け加え、イランの立ち居地を考える際、問題になるのがアイデンティティーである。Adib-Moghaddam教授が言うように、革命前のイランは西欧寄りで、Indo Europeanとしていて、革命後は西欧よりもイスラムという要素で定義する故アラブに近づいたのではないか。国家としてのアイデンティティーは統治者が外との関係においてどのようなイメージを作り出したいか、という意向に左右されがちだ。(Redefinition of national narrative)(日本の脱亜入欧ポリシーなどもそうだったのでは?)一方Abrahamian教授はここ数十年でどれだけイランというアイデンティティーとイスラムというアイデンティティーが共存し合併されてきたかということに注目する。

あらゆる要素が混在し成立したイスラム国家のイランという国は革命後30年という年月が経ち、混在する要素が紆余曲折を経て日々新しいイランを生み出している。選挙が楽しみだ。
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by congeniality | 2009-06-06 03:05 | Middle East

Offside

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今週はPersianSocietyがFilmFestivalと称して連続でイラン映画を上映しているので一つ目Offsideを観て来た
MiddleEasternSocietyのFilmNightと被っていたのでそちらにはいけなくて残念でしたがOffsideは前からすごく見たかったので今日見られて満足

あまりDepressingではなくて、ユーモアが混ざっているのに政治的問題をしっかり捉えていて素晴らしい映画だった。男装している女の子達もとてもチャーミングだし、(サッカーのスポーツなどで湧き上がるナショナリズムにはもちろん排他的な面もあり過度なものは問題になるけれど)スポーツや感動などで皆が一丸となって政治的な意味で解釈された男女のルールなども乗り越えられる一歩にはつながる、というポジティブな一面も見て取れた


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映画の内容とは関係ないけれど中東やインドなどで撮影された映画はやはりハリウッドと全く違った写され方をしているので面白い。というか、私の中で以前映画は「邦画」VS「洋画=ハリウッドときどきフランス映画」という分類しかされていなかったのが、中東やアジア映画に幅が広がった。ただ、ハリウッドではない=なんでもドキュメンタリーぽく見えてしまう、という先入観がまだある。アラブストリート(これもかなり一般化された表現で現実の多様性を無視している言葉とされるが)に人が暗くなってもたむろしている様子など、やはり中東ならではだなあと思うし、いろいろな面で中東っぽい、と思ってしまうのが、きっと西洋人が日本っぽい(=現実とはちょっとずれる)と思って好む感覚と似ているのだろうと思う。こういう感覚を乗り越えること自体難しい問題だけれど、大学での映画上映のいいところは、実際その国出身の人と一緒に見られる、ということ。そうすると彼らのリアクションで、自分の捉えかたと実際その国出身の人の捉えかたとのギャップを比べることができる。もちろん彼らも海外(この場合イギリス)に住んでいるということで客観的に見ているとも思うけれど。
 
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by congeniality | 2009-03-03 10:36 | Middle East

Waltz with Bashir

e0026645_075015.jpgWaltz with Bashir
1982年のレバノン戦争(イスラエル側は平和戦争、レバノン側はイスラエル侵攻と呼ぶ)の時19歳でイスラエル軍にいた主人公が思い出せない(思い出したくない)記憶を当時同じ経験をした者たちのインタビューを通して呼び起こそうとする
歴史背景がわかっていないと捕らえにくい映画なので以下、Wikipediaから引用させてもらいます

レバノン戦争と多国籍軍の進出
1982年6月6日、駐英大使に対するPLOのテロへの報復と、PLO撤退のためとして、隣国イスラエルが越境して侵攻する(ガリラヤの平和作戦、レバノン戦争)。イスラエル軍はLFやアマルと組んでレバノンに駐留するシリア軍を壊滅させ(この際、国産戦車メルカバを初めて実戦投入し、当時ソ連の最新鋭戦車であったシリア軍のT-72を多数撃破する戦果を挙げている)、6月13日に西ベイルートへ突入、国際的非難を受けながらもベイルートの包囲を続けるが、徹底抗戦していたPLOも8月21日に停戦に応じ、8月30日にアラファト率いるPLO指導部および主力部隊がチュニジアへ追放された。ここでアメリカ合衆国、イギリス、フランス、イタリアなどはPLO部隊撤退後のパレスチナ難民に対する安全保障という名目で、レバノンに多国籍軍を派遣した。

イスラエルとしてはレバノンを親イスラエル国家として転換させ、シリアひいてはアラブの影響力をレバノンから排除したかった。LFのカリスマ性のある若手指導者バシール・ジェマイエルはイスラエルと親しい反シリアの政治指導者であり、彼を大統領に就任させるつもりであった。事実、1982年8月の大統領選挙において、イスラム教左派のボイコットを受けながらも大統領に当選した。しかし、9月、バシール・ジェマイエル大統領はLF本部に仕掛けられた爆弾によって暗殺される。イスラエルは親イスラエル政権の樹立に失敗し、この事件をPLO残党の犯行とみなした。当時、LFの情報担当者といわれていたエリー・ホベイカ率いる部隊は、イスラエル軍の監視の下、パレスチナ難民キャンプで大量虐殺事件を発生させる(サブラ・シャティーラ事件)。この事件によって、虐殺を黙視したイスラエルには特に国際的非難が高まり(イスラエルはキャンプ内においてパレスチナ人の捜査をLFに指示したと主張)、当時のシャロン国防相が辞任する事となるが、ホベイカは後述するように親シリアともいわれており、真相は必ずしも全てが明白ではない。


・・・というわけなのですが、これはレバノンの歴史のほんの一部にすぎない
やはりイスラエル、パレスチナ問題で生まれた多くの難民が
レバノンに移動したということが背景にある
Waltz with Bashirのホームページには、キャンプ内での虐殺はシャロン国防相の辞任につながったがそれから20年後、シャロン氏は首相として当選したことも追記してある

歴史はさておき、ペルセポリスに続く、すごく迫力のあるアニメーション映画だったと思う
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それから、今回見に行った映画館BFI(BritishFilmInstitute)は普通の映画館で上映し終わった作品を手ごろな価格で上映している
通常の映画館よりも落ち着いていて雰囲気がいい 
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by congeniality | 2009-02-10 00:04 | Middle East

The Idea of Iran: traditions and innovations in early Islamic Persia

Speakers:
The Good, the Bad, and the Beautiful: survivals of ancient concepts in Persian popular tales of the Islamic Period
Professor Ulrich Marzolph, Professor of Islamic Studies, Georg-August-University, Göttingen & Enzyklopädie des Märchens.

Philosophy and the Iranian Intellectual Worldview
Professor Hossein Ziai, Professor of Iranian and Islamic Studies, Director of Iranian Studies, UCLA.

The Arts in or of Iran in Late Antiquity (600 to 1000)
Professor Oleg Grabar, Professor Emeritus School of Historical Studies, Institute for Advanced Study, Princeton.

Transformations of the Snake-man: myth, language, and Iranian identity
Professor Martin Schwartz, Professor of Iranian Studies, Department of Near Eastern Studies at the University of California, Berkeley.

Sandbad-name: a Zurvanite cosmogonic legend?
Dr Mohsen Zakeri, Research Fellow, University of Frankfurt.

The Samanids: the first Islamic dynasty of Central Asia
Dr Luke Treadwell, University Lecturer in Islamic Numismatics and Curator of Islamic Coins, Ashmolean Museum.

( http://www.lmei.soas.ac.uk/home/index.cfm?navid=6 )

毎年恒例のイランシンポジウムが週末行われた
政治のレクチャーだけ聴いていてもその土台となっている文化や歴史が疎かになるので
予備知識がほとんどないまま遊びにいってみた
プリンストン大教授のアートの講義が面白かったし、
イランがイスラム化する以前のセントラルアジアとしてのアイデンティティーも
研究技術が進んでいるからこそ寛容にとらえていくきっかけとしていければよい、
と、研究の道を長年切り開いてきたであろう生きる化石のような人にいわれると妙に納得してしまう
西洋であって中東であって東洋であるという微妙な位置関係によって
イランとは何か、何をOtherとみなしてイランを定義するのか、ということが最大の焦点となる
言語だけをとっても、アラビア語の表記を使うことにしても、ペルシア語の音を色濃く残しているという 
ちなみに、研究者建ちにはSocialiseイベントとして知られていると思うけれど
(ネームカードを見るとDrやProfばかりだし)参加費無料の学生にとっては
休憩についてくるサンドイッチがハイライトだった
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by congeniality | 2009-01-26 01:15 | Middle East

Kingdom on Alert: Saudi Arabia and the new Middle East cold war

Kingdom on Alert: Saudi Arabia and the new Middle East cold war
Mai Yamani, Carnegie Institute and LMEI

最近LondonMiddleEastInstituteのメーリングリストに参加してレクチャーにいくようにしている
それが最高に面白いお題ばかり
今週はサウジアラビアの外交政策についてだった
シーア派イランの脅威(脅威というと悪いイメージが付きまとうけれどそれは脅威を感じている側にとってだけであって、客観的にみるとそうではないかもしれない)に対してサウジアラビアが中心となってシリアやエジプトとの外交を進めようとしている、という大まかなMappingが説明された
タリバンとの交渉などもそうだけれど
サウジアラビアはイスラム教の聖地だけあって、アクションの重みが他諸国とは異なる
ただ周辺諸国との外交のリーダーシップを図ろうという意気込みの裏にはサウジアラビアという国としての利益追求ということにもなるということを忘れてはいけない
それはどうしてもアラブとしてまとまろうというときに持ち上がってくる個々の国の利害関係と同じだ・・・
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by congeniality | 2009-01-17 02:50 | Middle East
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